千秋楽!
稀勢の里は見事14勝を挙げました。
結びの一番、自分には稀勢の里がとっても落ち着いている様に見えました。
変に気負っているわけでもなく、緊張してガチガチなわけでもなく。
リラックスしつつ、気持ちは抜かず、良い精神状態であった様に見受けられました。
実際、あの白鵬の一気の攻めでは今までの稀勢の里では残せなかったでしょう。
あそこまで弓なりになっても残し、抜群のタイミングで左からのすくい投げ。
見事でした。
年齢的なことを考慮すると、優勝を何十回もする大横綱になるのは厳しいかもしれません。
ですが、この優勝を自信に、数回は優勝重ねるのではないかと思います。稀勢の里に足りなかった良い意味での自信がついたのではないでしょうか。
モンゴル三横綱は全員が明らかに下り坂です。
この一、二年の間に相次いで引退する可能性もあると思います。
稀勢の里にはその次の時代の横綱が誕生するまで、日本人力士代表として、例え短くても全盛時代を作ってもらいたいです。
稀勢の里 初優勝!
素晴らしいです🤣
直後のインタビューを見て、噛み締めてきた、他人にはわからない複雑な感情があったんだと思います。
本当におめでとうございます🎊
明日も勝ったらきっと横綱に推挙されるんじゃないかな?
明日も最後に気持ち引き締めて頑張って白鵬やっつけてほしいです🌟
そして、貴ノ岩!
白鵬得意の右四つに組まれても、休まず攻めたあの左おっつけでの速攻!
あれは見てる人もビックリでしたが、対戦した白鵬自身が一番ビックリだったんじゃないかな?
腕力も相当強そうですよね。
貴ノ岩も、出世スピードが飛び抜けて早いわけではありませんが、今後上位を脅かし、更に上も望める存在になるかもしれませんね。
話は戻りますし、こんな話は時期尚早なんですが、稀勢の里が横綱になったら土俵入りは隆の里を継いで不知火型にするんでしょうかねぇ?
個人的には稀勢の里は雲竜型の方が似合う気がします(๑˃̵ᴗ˂̵)
伝説の名勝負その1 昭和47年9月場所千秋楽 関脇貴ノ花 対 関脇輪島
皆さんご存知のように大相撲の歴史はとても古いです。
映像に残っているのは明治の頃からですが、数々の名勝負が生まれてきています。
さて、相撲も取り上げているブログですので、そんな名勝負を定期的に取り上げていきたいと思います。
双葉山、栃若、柏鵬、北玉、輪湖、千代の富士、曙貴、朝青龍、白鵬と時代が移り変わってきました。
そんな中、僕が取り上げたのは
昭和47年9月場所千秋楽 関脇貴ノ花 対 関脇輪島
です。
玉の海の急死により終わった北玉時代。
その後を担う精鋭たちがしのぎを削った時代の名勝負です。
you tubeより拝借いたしました。
当時関脇同士の一番です。
この場所後二人は同時に大関へ昇進します。
二人ともソップ型の代名詞の様な力士ですので、細身ではありますが、今ではこんなに細い力士が大関を張っているなんて考えられませんよね。
がっぷりの左四つになったらもう大熱戦です。
どちらも信じられないくらいの足腰のしぶとさです。
この時代は立ち合いで手をつかないので胸と胸で当たり、四つに組むことが多く、こうなることがよくありました。恐らく、体重は両社ともに110kg前後だと思います。
今の様にしっかり手をついて頭で当たるとどうしても押し相撲全盛になってしまうので、こういった取り組みを期待することは体格だけの問題ではなく、難しいかもしれません。160~170kg同士の戦いではこんな風に戦うのは厳しいでしょう。
吊り合い、寄り合い、残し合い、、、。
輪島が最後に右を巻き替えて双差しとなり寄り切るわけですが、取り組みが終わった後の両社の精も根も尽き果てたあの姿が忘れられません。
少し話が逸れますが、もしかすると今は新弟子検査に体重の上限をつけても良いのかもしれません。
大卒は130kg、高卒は110kg、中卒は90kgの様に。
重量や幕下で下がってきた力士ならまだしも、まだまだ体が出来上がっていないのに、図体ばかりでかい力士が多いと思いますもの。
貴ノ花ももうすでに亡くなられ、輪島も大病を患ったと報道されていました。
時代を彩った名力士たちが思い出になってしまうなんて、本当に哀愁を感じます。