伝説の名勝負その2 昭和53年3月場所7日目 西前4枚目魁傑対大関 旭國
久方ぶりの伝説の名勝負シリーズです。
今回は魁傑対旭國のまさしく死闘をご紹介します。
魁傑
旭國
今は押し相撲全盛時代ですので、昭和の頃の様なガップリ四つでの吊り合いや水入りの相撲は年に数回あるかないか程度ですね。二番後取り直しなどはもはやそんなことあるのか状態ですね😂
水入りと言っても面白い水入りと面白くない水入りがあります。
ただ守ってばかりの水入りはダラけるだけです。
前回の輪島対貴ノ花のあの寄り合いは凄まじかったですよね。
今回の魁傑対旭國は、お互いが120%の力を出し切っていることがよく分かります!
動画はこちらです。
最後には、魁傑の引きつけに対し、旭國の腰が徐々に伸びていき、すくい投げで勝負ありなんですが、投げられた後の旭國の精も根も尽き果てた様子が忘れられません。
また、そんな旭國を起こしてあげる魁傑の紳士ぶりも、これこそ様式美を重んじる我が日本の国技と言える部分でしょう🇯🇵
実は、自分もなんちゃってなんですが、学生時代に相撲をやっておりまして、こう見えて国技館で相撲とったこともあります😝
身体が小さい力士が、自分より大きい力士に胸を合わせられると本当に動けず、苦しいんです。
旭國は力士としては大変小兵な部類です。魁傑は大きな身体ですので、あの身体であれだけの大相撲をした旭國という力士の地力が分かります。惜しむらくは、後一回り身体が大きければ…というところでしょう。
二度も水入りが付かないくらいの白熱の大相撲10分後取り直し。
そんな熱い名勝負が再びみられる日は来るのでしょうか。